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0120-10-2020
0120-10-2020
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クマ対策の実際例:秋田編

具体的にクマ対策として何をすべきなのか。地元の方々でも途方に暮れているようですので、事業所と居住エリアの両方をあらためて確認してきました。
実際には3年以上前からクマ問題は生じておりましたので、対策は段階を踏んで資金状況を見ながら講じておりました。ブナの実の豊作年であった2024年においても近所で出没した関係もあるため、2026年においても雪解け以後新たな取り組みを進めていく予定です。

柿の木枝打ち
柿の木の枝打ちと実の収穫

柿の実
こちらの柿は、上の柿を収穫して事務所に送って頂きました。渋柿ですが、ヘタに専用の渋抜きアルコールをスプーン1杯かけて1週間ほど密閉すると、極甘の柿に仕上がります。職員一同、美味しく頂きました。
柿は伐採すれば一番効率的なクマ対策ですが、緊急時に食糧になること、昔から家族の会話のネタでもあり思い出がいっぱい詰まっておりますので、私は無闇やたらに伐採は推奨しません。人手があるのであれば、渋柿も美味しく食べられ、残す方法も模索する必要があるものと考えます。

倉庫・ハウスの対策
写真は、3年以上前のもの。
左の倉庫、中央の倉庫ともに入口が全開のため、開口部を閉めるシャッターを取り付けました。クマだけでなく風雪による機械や車両の保護も当然考慮してのことです。手前左にある木を保管している置場もクマの休憩所になる可能性があるため撤去か移動。右奥のビニールハウスは、その後の暴風で潰れてしまったため、下の写真の新品に建て替え。

ビニールハウス
写真の新しいビニールハウスは出入口に扉があるため問題ありませんが、他のハウスはシャッター等閉めるものがないため、バックホーやタイヤショベルの陰に潜んで休憩場所にされてしまうリスクがあります。
対応としては、家屋周辺と同様、センサーライト等照明設備の設置が有効な手段と考えられます。クマは狭くて薄暗い場所が大好きなので、明るくすることが大事。
その他、家屋の出入り口やオペレーターが来たときに停める駐車場周辺など死角となる場所には、既に監視カメラを設置しております。

熊よけスプレー
熊よけスプレー
今は品薄で手に入らない状況のようですが、北海道のフィールドでは必要なため、予備も含め車には常時3本積んでおります。今回はそのうち1本(期限切れ間近)を私が実演した後に試射してもらい、マックスで押した時にどれだけの量が噴射し、どこまで到達するのかを体感してもらいました。場所は裏の畑なので近所迷惑にはならないことを確認して実施。
入手困難なため、ひとまず真ん中にあるベルト付き未使用品を1本渡しておきました。持っているだけでも安心感があると思います。

トレイルカメラ
トレイルカメラ
自分が持っていたものを試しに使ってもらうことにしました。上の柿の木周辺や近所で無人となった家の土地にある栗の木、オイル交換用に廃油や新品オイル等を保管している納屋、ドアが壊れて動物が入れてしまう倉庫入口、タイヤショベルやトラクターの車庫入口など、クマが来る可能性がある場所はいくつもあります。
人家・事業所の場合、山以上に偶発的にバッティングしてしまうリスクがあるため、死角となる危険箇所は監視カメラを設置してもらうことにしましたが、それ以外の場所は、トレイルカメラがコスト的にも適していると思われます。

サーマルスコープ
サーマルスコープ
これも私の持ち出しですが、河川敷で作業をする時に怖いという話を聞き、熱感知で動物がいることを判別できる道具があるということで実際に見てもらいました。
ペットのネコで試してもらったところ、しっかり写っていて感動しておりました。
ヒグマが出没する北海道の森林公園でも試してみましたが、シカやリス、小鳥のカラ類からキツツキ類まで反応しましたので、強力なアイテムといえます。厚いブッシュの中だと熱感知は難しいかもしれませんが、まばらなブッシュの隙間からでしたら赤く反応しますので、全体としてシカなのかヒグマなのかの判断は遠方からでも出来ます。ちなみに、サーマルスコープは穴の中にいるモモンガを探すときのアイテムとして利用しております。

マタギナガサ
フクロナガサ
農家の方だと鎌は持っていてもナタを持っていない人もいるようで、県内の銘品であっても県南の人はフクロナガサの存在を知らないようでした。いきなり手持ちで直接やり合うのは人それぞれの性格もあり無理でしょうから、万が一に備え自宅に長い柄に付けて備えておくのはどうだろうかということは伝えておきました。
日常生活において危険な場所が自宅周辺というのは非常に恐ろしい状況であり、クマに出会ったことがない人には分からないと思います。群馬県にいた頃はクマが出たらナタを持つのが普通でしたが、北海道も秋田県もそのような感覚の人はあまりいないように感じます。

沼田ナタ
沼田ナタ
こちらは、20年以上使っている群馬県沼田市発祥のナタで、利根沼田地域では誰もが当時使っておりましたが、ガイド仲間でもあった古見さんが辞められてしまったのを最後に絶版品となっております。
人とすれ違うことのないクマの生息エリアに入る時は、熊よけスプレーとこのナタは持って行くようにしております。

ワンタッチ傘
ワンタッチ傘
熊よけスプレーもサーマルスコープも鉈も高いし直ぐに購入出来ないという話もあり、その場合の代替案としてワンタッチ傘を提案しました。普段使用しないものを持っていても、いざという時に使いこなせなければ意味もないということもあります。
ガイド時代にガイド仲間の方がクマに突っ込んで来られた際、手元にあったビニール傘を広げたらクマが逃げたそう。他所でも、傘を広げることによってクマがビックリして逃げるケースはあるようで、本当に何も上記アイテムが入手できない場合、車の乗降時に持っておくだけでも冷静に対応できるかもしれません。何も持たない場合、パニックになって声を出したり変に挙動してしまうのが、最も良くありません。

クマの牙
クマの牙と爪
これは私の趣味の領域のためクマ対策とは関係ありませんが、駆除されている方や地元にお金が少しでも届くという意味では意義があるのかもしれません。
左がヒグマの牙と爪、右がツキノワグマですが、両方オスのもの。ヒグマのメスだと右のツキノワグマくらいのサイズが多いです。
ツヤツヤしているのは、塗料を塗っているためです。10年以上前は、クマの爪はあれど牙を購入することはヒグマもツキノワグマも不可能に近い状況でしたが、今はクマ出没地にあるお土産屋等で購入できるため、マニアには有り難い限りです。
ちなみに、アイヌの方は、クマの爪が魔除けに使われ牙は廃棄していたそうです。関東・上信越・東北地方では、ツキノワグマの牙も魔除けになるとハンターの方から聞いております。

クマの脂
ヒグマの脂
傷やかぶれ、何にでも効くとは聞いておりますが、もったいなくて使っておりません。薬用というよりクマの油で炒めたチャーハンが最高に美味しく、クマ汁にしても胃もたれすることはなく、登山後でもクマ汁を食べた翌日は元気に回復した記憶があります。