成田 富里 税理士 『税理士法人 成田綜合事務所』

事務所便り

富里オフィス移転のお知らせ

3月より富里オフィスは従来の富里市高松286番地2から富里市七栄532-3へ移転致しました。今後ともよろしくお願い申し上げます。
電話につきましては、代表の0476-20-0020にて連絡可能となっております。

富里オフィス
富里インター近くにある酒屋の島屋さん隣となります。

会議室テーブル
会議室のテーブル。カエデの木で自作しました。

保台古道とキクガシラコウモリ

千葉の山はヤマビルが活動していない冬がチャンス。ヤマビル生息地として危険度の高い保台古道と元清澄山を歩いて来ました。

保台古道看板
看板
保台古道入口の看板をよく見るとUFO道と書いておりました。遊歩道ではなくUFO道。いいんじゃないでしょうか。

沢沿いルート
遠沢を遡行
保台ダムは水道水としても利用されているとのことで、沢水も綺麗でした。
余談ですが、渓相と樹種を見る限りルーミスシジミがいかにも生息していそうなエリアと感じました。

キョンの足跡
キョンの足跡
足跡の近くの急斜面にオスのキョンが1頭いました。ちなみにニホンジカの警戒音も聞こえたので、両方いるようです。

切通し
切通し
目印となる切り通しが見つかりホッと一息。この先で関東ふれあいの道にぶつかる尾根ルートと保台古道ルートに分かれます。トンネル方面は危ないらしい?ということで職員は関東ふれあいの道へ、私はキクガシラコウモリのいる保台古道へ進みました。

1号隧道
1号隧道
林の中にあり、入口周辺に小低木やシダ、ツル性植物が生育しているため、ちょっと分かりづらいですが、見つかるとちょっとした感動が味わえます。

鴨川市 キクガシラコウモリ
キクガシラコウモリ
こんな感じでぶら下がっているんですね。コウモリの営巣地を見るのは初めてだったため、感慨深いものがありました。右側の黒い筋はキクガシラコウモリが数十年に渡りぶら下がっていたことにより付いた痕なのでしょうか。そうだとしたらとてつもなく凄いことです。

風を避けられる窪地2箇所に数十~百頭ほどが集まっており、地面は溜まった糞でフカフカしておりました。

保台古道 キクガシラコウモリ
キクガシラコウモリ2
アップにしすぎでしょうか。顔に円形状のもの(鼻葉)がついているのが特徴。トンネル内がマイナス5度以下で凍結しており風も吹き抜けていたため、手がかじかんで20分ほどの撮影で断念。どの個体も目を開けておらず、眠っているのか羽ばたきすらしませんでした。

4号隧道
4号隧道
ベースボール状に綺麗に掘られたトンネルでした。

片洞門
片洞門
切通し、隧道8つ、片洞門とここまで苦労して作る必要があったのだろうかと疑問に感じましたが、あとで合流した職員に関東ふれあいの道へ行くルートの状況を聞いたところ、道の直下が急斜面で痩せ尾根とのことでした。馬を歩かせることを考えると、作らざるを得なかったのかもしれませんね。

ヤブツバキ
ヤブツバキ
冬に咲く貴重な花です。

イロハモミジ 新緑と紅葉
イロハモミジ
この時期に、新緑に近い葉と紅く色づく葉がありました。一旦落葉した後に暑さで春と間違え新芽が出てしまい、その後寒くて再度紅葉したのでしょうか。

巨木 スダジイ
巨木スダジイ
尾根筋の岩場にガッチリ根付いていました。

下りの尾根
下りの尾根
非常に急傾斜でグリップが効かず腿にきました。よく頑張りましたね。

忘年会

韓国料理を忘年会等で食べていないということで、今年はメルキュールホテル内にある韓国料理のアリランにて忘年会を開催しました。

忘年会
オススメ料理のチーズッタカルビや牛ブルコギ炒めなどが美味しいかったです。

忘年会
誕生日のサプライズ。花火の登場にはビックリしました。

今年発見した希少生物

アサザ(成田市)、アオチャセンシダ(茨城県) 、シロマダラ(富里市)

アサザ
アサザ 千葉県カテゴリーA:最重要保護生物
目立つ花なので、この池に黄色い花が咲いていることを知っている方もいるのでは?

アオチャセンシダ 茨城県
アオチャセンシダ
茨城県の新分布植物発見! 間違いなく茨城県の絶滅危惧IA類クラスでしょう!
茨城県の二ヶ所で確認しました。茨城県自然博物館に問い合わせたところ、茨城県では公式上分布していない植物だそうです。私が過去に確認した場所も山梨県の北岳、新潟県の角田山、群馬県の至仏山という寒冷多雪地でしか確認しておりませんので、太平洋型気候域に生育していたことにビックリしました。
地味ですが、その筋では凄い発見だと思います。

シロマダラ
シロマダラ 
千葉県レッドリスト動物編はH31年3月に改定発行予定とのことですので今回はカテゴリを省略させて頂きます。
昨年、香取市の小学生が発見捕獲したとして話題になりました。そのシロマダラを発見したわけですが、残念ながら私のは死体。
場所は事務所近くの公園ですが、草刈りとU字溝周りの土が掘り返されていたので、いずれかの作業中に死んでしまったものと思われます。

竜神峡

10月は竜神峡ハイキングルートを回って来ました。

竜神大橋
竜神大橋より竜神ダム。岸が岩盤なのが特徴的。

亀ケ淵
亀ケ淵。ここまで来る人は少ないのか、ただただ静寂。
ここより下流は伏流水になっていて川は消滅していました。

亀ケ淵 清水
亀ケ淵では二本の沢が合流しておりますが、両沢とも透明度が高かったです。

サルオガセ
サルオガセ
湿度が高く風通しの良い水辺や霧の多い所で見られます。

綺麗な淵
亀ケ淵を通過後、とても綺麗な淵がありました。幻想的ですね。

宝剣洞
宝剣洞
篭岩同様、不思議な風化の仕方です。

太郎杉
太郎杉
武生神社奥にあります。ここまで横枝が大きく成長している杉は珍しいですね。

テンの食痕
テンの食痕
アケビを集中的に食べているようで、たくさん落ちていました。

バンジージャンプ
バンジージャンプ
雄叫びがダムに響いていました。

花園渓谷2・沢登り

花園渓谷も2回目となりますが、前回の反省を踏まえ今回は渓流に入っての沢登りをしてきました。やはり花貫渓谷よりも標高があるためか、真夏の暑い日ではありましたが、水温も低く快適に楽しむ事が出来ました。

花園渓谷
落雲の滝
前回見忘れたので見てきました。千猿の滝の下にあります。


千猿の滝
夏のせいか水量は少ないようです。スタート直後の足が慣れていない状況で怪我する危険があったため、一旦道路へ戻って50mほど上流へ歩いてから入渓しました。

大分岩は小さくなってきたところ
千猿の滝の上流部は大きな岩が点在しており遡行が大変ですが、ある程度進むと写真のように渓流も落ち着いてきます。

小岩になり砂地も増えてくる
岩も減って両岸には笹が生い茂るようになってきました。上流へ向かうにつれ徐々に渓相が変わっていく様を眺められるのも沢登りの楽しみです。

ニコニコ
クマとウサギは笑っていますが、本人達に笑顔はありません。早く景色を見ながら歩けるほど余裕が出て来るといいですね。

藪漕ぎ、倒木を超えて
藪沢を行く。
笹がバシバシ顔に当たるので結構大変。ここまで来るとベテランのように見えますが、まだ沢登り1回目と2回目の二人。

湿原手前
沢の源流部に到着。土が泥炭層である通り、この先は亀谷地湿原になります。

サワギキョウ
湿原の林縁にサワギキョウが咲いていました。きれいですね。

チチタケ
チチタケ
写真のように白い液体が出て来ます。お盆前後から出るキノコで、栃木県民がこよなく愛するキノコ。「ちたけそば」と言う名で売られており、そばつゆの出汁に最高です。ただ、食感はモッサリして正直微妙。

ウスタケ
ウスタケ
昔は食されていたようですが、現在は毒キノコに分類されています。
ウスタケやシロシメジ、スギヒラタケのように昔は食べられるキノコとされていたものが、最近だと毒キノコに分類されていたりします。当時食べていたものが毒に分類されているのを見ると、オイオイ勘弁してよと突っ込みを入れたくなりますが、キノコは食べた翌日に、あ〜生きてて良かったと実感するのがスリルあって楽しい(笑)。

花貫渓谷

低山を7月や8月に歩くとなると熱中症の危険があるため、涼しい標高の高い山へ行きたかったのですが、子供のいる職員は早朝出発も難しく夜9時前帰宅がギリギリということでクリアする山がなかったことから、茨城県内にある渓流の沢登りを企画してみました。
沢登りは滑りやすく危険という認識が登山者にあるためか、釣り人以外滅多に人と出会うことがありません。
うだるような暑い夏に、静かで爽やかな美しい渓谷を独り占めできることは、最高の贅沢ですね。
沢に入っての渓流遡行はなかなか経験できることではありませんので、みんな楽しんでくれたことと思います。

スタート
全員初心者。まずはウェーディングシューズのグリップ力を把握したうえで歩行に慣れる必要があるため、砂地の混じる緩い沢のポイントから入りました。
しかし、靴に水が入ることや濡れる心配、流れが怖い、転倒の恐怖、水中の状況が把握できない等一般登山道とは違う状況に戸惑ってなかなか進めず悪戦苦闘していました。

不動滝
乙女滝

日差し
ゴロタ石の連続

倒木更新
枯木の上に幼木が生えて成長して行くことを倒木更新といいますが、渓流のど真ん中にあるのは珍しい。よっぽど鉄砲水など大規模増水がないということでしょうか。

涼しげな渓流
低山ハイクだったら熱中症になっていたかもしれません。今回は涼しげな渓流を楽しむことができました。
水温は結講高めで、泳げるレベル。イワナの生育には厳しいかな。

汐見滝
汐見滝
滝上を通過できるか見てみましたが、初心者には危険なので一旦道路へ上がることにして、吊り橋見学。

滝上の大岩
汐見滝の上から再入渓したところ、大きな岩がありました。

アズマヒキガエルの子供
アズマヒキガエルの子供
花貫渓谷のヒキガエルは黒色、茶(赤、黒)褐色、クリーム色、赤色と色数の多いタイプが優占しているようですね。
アズマヒキガエルの体色には様々なバージョンがあるので、改めて観察してみると楽しいですよ。

涼しげ
ここも涼しげできれいな水でした。

頑張ってます
水深のあるところは流れもきついので、岩に登ったり岸を歩いたりとルートファインディングも重要となってきます。

インスタ映え
緑が目に心地よいです。

ツチアケビ
ツチアケビ
ツチアケビは光合成をしないことから葉緑素を持たず、菌根菌(ナラタケ)から養分を摂取することにより成長していきます。さらにアケビのような液果をつけて鳥に食べてもらうことで種子散布をする戦略をとる珍しいラン科植物でもあります。

成田の希少な生き物

朝から天候の悪い日曜日でしたが、午後に晴れ間が出てきたため、久しぶりに生物調査へ行ってきました。
なぜ、突然思い出したかのように行ったのかというと、成田空港の滑走路の新設・延長に関して環境影響評価準備書なるPDFが公表されており、その中でイシガメとアカハライモリが見つかったとの記述があったためです。
多古と山武が調査範囲に入っているため成田とは限りませんが、それでもイシガメとアカハライモリが未だ生息していることにビックリ致しました。特にイシガメは、北総エリアが太平洋側の北限となるそうですので希少度は高くなります。

アサザ
アサザ
以前から梅雨時になると黄色い花を咲かせていたため確認してみたところ、やっぱりアサザでした。千葉県では昨年Aランクに格上げされた最重要保護生物となります。

クサレダマ
クサレダマ
まだ咲き始めです。風で倒れ気味でした。千葉県では要保護生物のCランク

ノカンゾウ
ノカンゾウ
八重咲きのヤブカンゾウはよく見かけますが、ノカンゾウについては減少傾向にあると聞いております。千葉県ではレッドリストに入っておりませんが、探してみると意外に見つかりません。

めだか
メダカ
湧き水の出ている源流部の細流で泳いでおりました。まだ生まれて間もないため体長は20mm程。昔はどこにでもいましたが、今は絶滅危惧種となり出会うことも難しくなってしまいました。

職員向け健康診断

今年から職員向けに健康診断を法人負担で実施することに致しました。
市の健康診断や夫の会社の健康診断等を受けているものと思っておりましたが、子供優先で全く検診を受けていないことが聞き取りでわかりまして、ほぼ全員がそのような状況だったため、正直なところ衝撃を受けました。
弊所では、年4回ほどの懇親会や挽きたてコーヒー飲み放題、制服の夏服冬服自由選択、体幹トレーニング用の椅子の購入、毎月のハイキングなどの福利厚生を実施しておりますが、健康診断につきましても毎年実施していく予定です。

健康診断

湯沢峡・篭岩

千葉県や茨城県の山はあまり登っていないため、現場を見ないと状況が掴めません。今回は歩く時間は短いものの難所がありそうなので、無理のようなら引き返す覚悟で慎重に歩を進めて行きました。
職員もまさかこんなに苔むした岩だらけとは思ってもいなかったでしょうが、岩場や鎖場を超えなければ帰れませんから必死に登っていました。道迷い時に沢へ降りることが、いかに危険で労力を要することであるかも十分体感してくれたものと思います。

シュレーゲルアオガエル
まずはシュレーゲルアオガエルがお出迎え。シュレーゲルアオガエルの遠くを見つめている姿は、老犬のそれのように哀愁を帯びていて大好きです。
この個体はメンチ切ってますね(笑)怖いです。

ユキノシタ
沢沿いを歩き始めてすぐに、ユキノシタが咲いていました。

不動滝
不動滝。不動滝の先のルートは、この滝上を通過して行きます。

アップ
アップ

岩と淵
初心者には難所かもしれません。トラバースルートの岩には苔が付いており、足を置く岩の間隔が長いため、先回りしてサポートすることに。

岩場急登
その後も急登が続き、コケむしている岩のためかワイヤーや鎖が設置してありました。

篭岩直下
登山中に写真を撮られることはないため、珍しいので載せてみました。装備が登山用ではなく渓流釣りやバックカントリースノーボード、サーフィンと無茶苦茶な取り合わせでお恥ずかしいところ。

篭岩
岩場を上がると、掘れたトンネル状の通路が出てきました。

篭岩
風化でここまで穴だらけになるのも珍しいですね。

ヤマボウシ
展望台のところにヤマボウシが咲いていました。

ギンリョウソウ
ギンリョウソウ。葉緑素がない植物のため、ランのように共生関係にある菌根菌から糖類を摂取するタイプになります。みんなブルーアイにビックリしていました。

湯の澤鉱泉
帰りは日本秘湯を守る会の湯の澤鉱泉に入ってきました。