成田 富里 八街 佐倉 税理士『成田綜合事務所』

事務所便り

武尊山・冬毛のテンと出会う

今シーズンで武尊牧場スキー場が営業終了してしまいました。このスキー場の三合平より上のエリアは、地元の尾瀬高校自然環境科の生徒達が通年実習や研究場所として利用しておりまして、私も8年間ほど社会人講師をしていた際には、生徒達を連れ利用しておりました。今後の研究に支障が生じないのか、ちょっと心配ですね。
来年以降どこまで除雪をしてくれるのか不明ため、今回は西俣沢出会いから家ノ串東尾根を目指し沢沿いを滑走することに。
なお、スキー場を利用しない西俣沢・荒砥沢ルートは簡単そうに見えますが、滝壺への踏み抜きやノール地形の先の崖など多くの罠が潜むため、一般の方にはお勧め出来ないコースとなります。

木の影
沢筋の木々が朝日に照らされ、風変わりな曲線模様の影を雪面に映し出していました。
久しぶりに静かな森を楽しめそうです。

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家ノ串東尾根に取り付き、しばらく歩いていると剣ケ峰が見えてきました。一般的に見られる前武尊から眺める形とは逆向き。
至る所でスラフの発生を確認。相変わらず危険な場所ですね。

雪庇
雪庇の発達した尾根。左上の山は燧ヶ岳、右上の山は日光白根山。
1~5m程の高低差のある雪庇のアップダウンでモモが痙攣しかかってくる。トレーニングも兼ねてフル装備(ザック重量15kg)で挑みましたが、さすがに辛くなってきて、早く滑走したい衝動にかられてきます。

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中ノ岳
斜度は35度以上あり滑ったら気持ちいいのでしょうが、体力と時間的に厳しそうなので今回は断念。

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家ノ串直下
ようやくドロップポイントに到着。標高差にして900mの登山。
当初、右側の家ノ串直下を滑り西俣沢まで滑った後、登り返して戻る予定でしたが、西俣沢での踏み抜きの危険性が捨てきれなかったため、安全な荒砥沢へ変更。

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固めのバーンであったため、警戒しながら滑走。ザックの重量もあり積極的に滑れず、あまり面白くなかったです(涙)。

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冬毛のテン
荒砥沢を滑走中、走っているテンをゴーグル越しに発見。根開きに逃げ込んだので止まって様子を見ていると、顔を出したり引っ込めたりして逃げるチャンスを伺っていました。
10m以上離れていましたが、千載一遇のシャッターチャンス到来!私を警戒してこちらを向いた瞬間にパチリ。カメラ目線の1枚をゲット~~!
むっちゃ、かわいい

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荒砥沢は両岸がブナの原生林。
スノーボード仕様からクロカン仕様に変更してブナ林を散策していると、数本のブナが集まった面白い樹形を発見。何か小躍りしているようで嬉しそうに見えます。

buna2
このブナもいい樹形をしていますね。

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